初めてニューヨークやロサンゼルス、マイアミ、ヒューストンといったアメリカの大都市へ行った時、こんなにもたくさんのスペイン語表記の看板が見られることや、スペイン語の言葉が聞こえてくることに驚かされた。それらの都市の通りを散策すれば、ヒスパニック系の人々と行き交うことは簡単である。
お店やレストランでは、スペイン語で接客される。ラテン系人口の存在は、メディアや政治、教育において大きい。
「準備中」、「美容室」、「コインランドリー」、「調剤薬局」、「ドーナツ」などといった看板はスペイン語で書かれており、時々英訳も併記されている。
最新の国勢調査(2010年)によると、アメリカにはヒスパニック系が約5000万人おり、それは全人口(3億800万人)の16%にのぼり、直近10年間での増加率は43%である。アメリカ国内のヒスパニック人口はスペインの人口(4600万人)よりも多い。ヒスパニックはニューヨーク、ロサンゼルス、ヒューストンのような大都市に集中しており、後者の2都市は総人口のおよそ半分にのぼる。
移民一世(その大部分がメキシコと中米から来た)の子どもたちはアメリカで生まれ、そしてバイリンガルである。日常的に会社や学校では英語を、家庭ではスペイン語を使用する。この状況は、スパングリッシュまたはアメリカのスペイン語と呼ばれる両方の言語の混合を生んでいるが、実際的には、母語であるスペイン語に英語から借用した言葉や表現が組み込まれるというものである。いくつかのスパングリッシュの例を見てみよう。
オフィスは「el jira」が役に立たないので私たちは「friziando」です。まず最初に、「friziarse」と「jira」は英語の「凍える」と「ヒーター」に由来する。Spanglishが
今後どう進化するか目が離せません。